こんな歴史があったとは!B級グルメの歴史について

 

こんにちは!小宮生也です。今や多くの人が知っている“B級グルメ”という言葉。手ごろな値段で美味しい料理を食べることができ、全国の地域ごとに様々なグルメを味わうことができます。

そんな“B級グルメ”ですが、このグルメが辿ってきた歴史について皆さんご存知でしょうか。今回は、その言葉の由来や昔から親しまれている“B級グルメ”、そして“B級グルメ”を使ったまちおこしとB-1グランプリとの関係など、“B級グルメ”が辿ってきた歴史を小宮生也がご紹介します。

1. “B級グルメ”の言葉の由来

ビーフシチュー写真

“B級グルメ”とは、食材も調理方法も手軽で、値段も安価な、日常的に食べられている料理のことをいいます。
小宮生也調べでは、そもそも、“B級グルメ”という言葉が最初に登場したのは今から30年ほど前の1985年あたりのことのようです。この頃はバブル時代と言われている時期にあたり、日本は景気が良く、高級食材を使用した料理が多く提供されていたようです。

A級グルメに対してのB級グルメ

そんな中、「身近にある庶民的な料理も美味しく食べよう。」という考えのもと、従来から食べられていた料理も再注目視されるようになっていきました。正式な言葉の定義はありませんが、高級食材を使った高級料理や宮廷料理を“A級グルメ”と呼んでいたため、その言葉に対して身近な料理は“B級グルメ”と呼ばれるようになっていったようです。ですが、一部のメディア等では珍食や奇食なども“B級グルメ”とされてきた過去があります。

“B級グルメ”という言葉のルーツとなっているのは、1985年に主婦と生活社から刊行された「東京グルメ通信 B級グルメの逆襲」と言われています。その翌年、「B級グルメ」シリーズが文春文庫から刊行され、“B級グルメ”という言葉と概念が徐々に社会へ浸透していったと言われています。

2. 昔ながらの“B級グルメ”

“B級グルメ”には、古くからその地域で愛され食べられ続けている料理が多くあります。今回はその中から全国的に有名な、歴史ある料理をご紹介します。

もんじゃ焼き(東京都)

1819年に刊行されている「北斎漫画」に挿絵があるため、この時代には既にもんじゃ焼きが食べられていたようです。もんじゃ焼きは駄菓子屋さんの奥に置いてあった鉄板で、水で溶いた小麦粉を薄く焼いたものに醤油などで味をつけて食べたのが始まりと言われています。その際、タネで文字を書いて遊んでいたことから、当初は「文字焼き」と呼ばれており、後にこれが「もんじゃ焼き」になったという説があります。東京都の下町地区にお店が多くあり、月島には「もんじゃストリート」と呼ばれている商店街があります。

わらび餅(奈良県)

1642年に書写されたと言われている大蔵虎明能狂言集によると、醍醐天皇(平安時代の第60代天皇)がわらび餅を好んで食べていたこと、また凶作に見舞われた際の非常食として食べられていたことが記されています。よって、わらび餅はこの時代から現代まで、多くの人に愛され食されてきているということが分かります。奈良県はわらび粉の名産地で、わらび餅の名店が多くあります。本来わらびの旬は春ですが、現在では涼しげなお菓子として夏に食べられることが増えてきています。

3. “B級グルメ”を使ったまちおこしとB-1グランプリ

古くからその地域の人々に愛されてきた料理を“B級グルメ”として位置づけ、見事まちおこしに成功した“B級グルメ”があります。
そのきっかけはB-1グランプリ。正式名称は「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」となっており、その名の通り、ご当地グルメでまちおこしを目指すイベントなのです。
このB-1グランプリがきっかけとなり、見事まちおこしに成功した地域があります。その中でも有名な“B級グルメ”を小宮生也がご紹介します。

富士宮焼きそば(静岡県)

2006年に開催された、記念すべきB-1グランプリ第1回大会のゴールドグランプリ受賞グルメが、“富士宮焼きそば“です。富士宮市では古くから食べられていた焼きそばだったのですが、まちおこしのために何かないかと探したところ、普段から親しんで食べていた焼きそばが独自性の強い料理であることを発見し、その後地域の名前をつけ、“富士宮焼きそば“となりました。

八戸せんべい汁(青森県)

B-1グランプリ第1回大会は、八戸を盛り上げるため食によるまちおこしを目指し、全国大会を開くことを決めた“八戸せんべい汁研究所”のメンバーによって開催されました。せんべい汁は江戸時代後期に生まれたと言われていますが地域色が強く、あまり全国的には知られていませんでした。しかし、2003年に“八戸せんべい汁研究所”が設立されたのを皮切りに、徐々に全国での知名度を上げていき、2012年のB-1グランプリ第7回大会ではゴールドグランプリを受賞しました。

奥が深いB級グルメ

以上、どのような経緯で“B級グルメ”という言葉が使われるようになったのか、古くから愛されている“B級グルメ”にはどんなものがあるのか、“B級グルメ”を使ったまちおこしと“B級グルメ”を語るには欠かせないB-1グランプリとお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。この他にも地域で昔から愛されている“B級グルメ”はたくさんありますし、まだまだこれからも“B級グルメ”を用いたまちおこしは盛んに行われていくと思います。 その土地が歩んできた歴史や食文化を知ることができる“B級グルメ”。奥が深いですね!

以上、B級グルメについて小宮生也がご紹介しました。

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